八村塁が30点キャリアハイの大活躍!
12月2日、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズとカワイ・レナードやポール・ジョージなどを擁する優勝候補のロサンゼルス・クリッパーズのゲームが開催されました。
コートはクリッパーズがホームのステイプルズセンター。ホームゲームのディフェンシブ・レーティング(100回のディフェンスにおける失点)がリーグ1位のクリッパーズに八村がどこまでやれるのか注目でしたがなんとキャリアハイの30点を記録する活躍でした。
キャリアハイの30点を記録した八村塁のハイライト#NBA #RepTheDistrict pic.twitter.com/Hg5LjjUsbi
— NBA.BL (@nba_bl_30) 2019年12月2日
クリッパーズは八村に対して最優秀ディフェンス選手賞を獲得しているカワイ・レナードを付けました。
最初のスコアリングはそのレナードから。ヘルプでチェックが遅れ、レナードが前に出てきたところドライブでかわしてお得意のミッドレンジジャンパーを沈めます。
このほかにもオフェンスリバウンドからのレイアップ。リングの近くまで相手を押し込んでからのターンアラウンド・フェイダウェイ、2対2からのダンクなど多才なオフェンスを見せました。怪我を抱えているレナードの出場時間は短いため、パトリック・ベバリーやモー・ハークレス相手のオフェンスも増えますが、両方のディフェンシブなプレイヤーを相手に得点を重ねていきます。
NCAAに比べて距離が長くなるNBAでのスリーポイントに課題を持っている八村ですが、3Qにはコーナースリーを落ち着いて決めます。この確率が上がってくるとリング下のペイントエリアが広く空くためチームにも良い影響を与えるので継続して欲しいところ。
オフェンシブなゲームになって相手があまりタイトなディフェンスをしてこなかったのもありますが、それでも最もディフェンスの良いチームからキャリアハイの得点を記録したのはお見事。オフェンスからディフェンスに転じさせてしまうターンオーバーがゼロだったのも高く評価されるはずです。
主なマッチアップスタッツは以下のとおり。
対カワイ・レナード 6点 FG3/7 42.9%
対モントレズ・ハレル 11点 FG5/7 71.4% シュートファール1
対パトリック・ベバリー 6点 FG2/3 66.7%
ウィザーズの新人が30点を記録したのは2011年のジョーダン・クロフォードとジョン・ウォール以来2011年ぶりとのこと。ブラッドリー・ビールは29点が最多。
ちなみに、ウォールがルーキーシーズンに32点を記録したのもクリッパーズ戦。2回の延長にもつれる激戦で出場時間やアテンプト、確率を考慮すると八村の方が見栄えします(125-150で大敗したのはいったん置いておきましょう)
今シーズンのルーキーで30点以上を記録したのは新人王の筆頭候補になっているジャ・モラントとエリックパスカル(2回)、そして八村塁の3人だけです。
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