ドック・リバースが苦戦させるクリッパーズ〜NBAプレイオフ2020
ブログの更新は止まっていますがプレイオフは見ています。プレイオフのいいところは戦術と対応策をじっくり見れるところ。両チームのコーチ陣の狙いが観察できます
狙いがわからないのがマブスと激戦を繰り広げているクリッパーズ。今年の優勝候補はレイカーズ、バックス、ラプターズ、クリッパーズの4チームですが1番危ういのがクリッパーズ
苦戦させているのは味方のセカンドオプションであるポール・ジョージ
これまでのポール・ジョージ
ゲーム1:37分 27点 FG10/22 .455 3P4/11 .364
ゲーム2:31分 13点 FG4/17 .235 3P2/10 .200
ゲーム3:37分 13点 FG3/16 .188 3P1/8 .125
ゲーム4:45分 9点 FG3/14 .214 3P1/7 .143
うー、これは酷い。通常であればゲーム1ぐらいの活躍をしなければいけないのに4戦トータルなんとFG29.0%、3P22.2%、15.3点です。不調なときにファールドローもできないしアシストで貢献できるタイプでもないしクリッパーズがそういうチームでもない。復調のキッカケすら見いだせないのがツラいところ
完全に自信を失っていてゲーム4のオーバータイム残り1分40秒でドンチッチ相手にクロスオーバーでドライブ。完全にノーマークになったのにイージーレイアップを外してしまいます。クラッチタイムに強いPG13はいずこへ。。。
挙げ句にはセスカリーに煽られる始末
セスカリーにbitch assと煽られるポールジョージ #ClipperNation #MFFL
— NBA.BL (@nba_bl_30) August 23, 2020
ドックもベンチに下げてやりたいところなのかもしれませんがクリッパーズはベバリーが怪我で離脱中。残っている駒はディフェンスに乏しいレジー・ジャクソンとルー・ウィリアムス、ランドリー・シャメット
ただ、クリッパーズぐらいの戦力であればポール・ジョージがPlayoff PだろうがPandemic PだろうがFG13%だろうが勝てそうなものです。実際にゲーム3のPlayoff Pモードでも勝利しています
苦戦した原因がポール・ジョージだとすれば負けた原因はドック・リバースと言えるかもしれません。
ゲーム1,2とドンチッチのピックアンドロールに苦戦していたクリッパーズ。ゲーム3ではドンチッチがドライブしてもマークマンは深追いせずヘルプでペイントエリアに飛んでくるズバッツにまかせることで打開していました。このゲームのドンチッチはFG28.6%に抑えられます。ズバッツに対してはスリーポイントも入っていないことを考えるとドンチッチはビッグマンが苦手?
ゲーム2でボコボコにされたボバンに対してもハレルをマッチアップさせないことで解消。なんだドック・リバースやればできるじゃん
Game2でクリッパーズを苦しめたマブスのピックアンドロール
クリッパーズはペイントエリアに侵入するドンチッチを深追いせずヘルプのズバッツに任せてドライブを防いでいました
この日ドンチッチが13点に抑えられた要因の1つです#ClipperNation#MFFL
— NBA.BL (@nba_bl_30) August 22, 2020
と思っていたらゲーム4はボバンタイムにハレルを投入。何か策を用意してきたかと思ったら何もなし。ドンチッチのボバンを意識させたゲームメイクに何もできずズバッツがベンチに戻る前にあった20点差が7分間でまたたく間に溶けていって前半終了時に8点になります。ゴングに救われたクリッパーズ
後半最初のフィールドゴールをクリッパーズが奪い3分が経っても点差が変わらなかったので落ち着いたかと思いきやここからホントの悪夢がスタート
レナードのスリーで73点目を取った残り9分52秒から再びレナードがスリーを沈める残り2分53秒の約7分間フィールドゴールなし。おそろしいのは1点差とされたところでタイムアウトを1回取っただけ。逆転され、点差が離れる様子をただただベンチで見守るドック・リバースたちコーチ陣。タイムアウトをかけたのはついに20点差を逆転し、一時9点差まで離した点差が5点まで縮まったマブスの方でした
クリッパーズは4Qなんとか追いついてオーバータイムまで持ち込みます。ついに残り9秒でモリスのスリーが決まって逆転。でもなんか嫌な予感がするなーとこんなツイートをしたら
WINNER? or…#ClipperNation
— NBA.BL (@nba_bl_30) August 23, 2020
こんなことに
LUKA MAGIC!!!#MFFL
— NBA.BL (@nba_bl_30) August 23, 2020
あれ?なんで最後のディフェンスで終始狙われてるレジー・ジャクソンが出てる?と思ったらルカマジックが起きていました。レジー・ジャクソンとドンチッチのマッチアップスタッツはFG7/10、3P3/4
1点差だったのでドライブを警戒するのもわかるけどクリッパーズのベンチには守備に優れるジャマイカルグリーンやなぜか干されてるロドニーマグルーダー、パトリックパターソンとかいるじゃない
試合後のインタビューではスクリーンを避けなかったカワイに質問が及ぶとレジー・ジャクソンへのスイッチはゲームプランとのこと。ドック・リバースはマブスがドンチッチのスリーを選択しないと思い混んでいたのでしょうか。それでも解せないけど
ということでシーズン全勝していた相手に2−2のタイに持ち込まれました。3敗したらそのままアップセットされちゃいそうな優勝候補クリッパーズ。ドック・リバースのダメ采配をチャラにするにはポール・ジョージが復活するしかない。でもいっそのこと1回戦で負けてドック・リバース含めてコーチ陣が入れ替わった方がいいのかもと思わせるゲームでございました
コメントを残す
コメントをキャンセル