サマーリーグ・スタッツ:第2回 八村塁
7月14日、アメリカ・ラスベガスで開催されていた「2019 NBA Summer League」にてワシントン・ウィザーズがニューヨーク・ニックスに敗戦し、八村塁のサマーリーグが終了しました。
日本史上初となる1巡目・全体9位でドラフトされてNBA入りを果たした八村塁。日本からも非常に多くのメディアが駆けつけたことで本人にとってプレッシャーになっていたはずですが、それを跳ね返す活躍を見せました。
1試合平均19.3点、7リバウンド、1.6ブロック
PTS | REB | AST | STL | BLK | BA | FGM | FGA | FG% | 3PM | 3PA | 3P% | FTM | FTA | FT% | TOV | +/- | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NOP | 14 | 5 | 1 | 0 | 2 | 1 | 6 | 16 | 37.5% | 0 | 1 | 0.0% | 2 | 2 | 100.0% | 3 | +9 |
BLK | 19 | 7 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | 14 | 42.9% | 0 | 2 | 0.0% | 7 | 8 | 87.5% | 2 | -7 |
LAC | DID NOT PLAY | ||||||||||||||||
ATL | 25 | 9 | 1 | 0 | 2 | 2 | 9 | 12 | 75.0% | 2 | 3 | 66.7% | 5 | 6 | 83.3% | 3 | +6 |
NYK | DID NOT PLAY | ||||||||||||||||
トータル | 58 | 21 | 2 | 1 | 5 | 3 | 21 | 42 | 50.0% | 2 | 5 | 40.0% | 14 | 16 | 87.5% | 8 | +8 |
平均 | 19.3 | 7.0 | 0.7 | 0.3 | 1.7 | 1.0 | 7 | 14 | 50.0% | 0.7 | 1.7 | 40.0% | 4.7 | 5.3 | 87.5% | 2.7 | +2.7 |
八村塁のサマーリーグは3試合に出場して平均出場時間は31.7分でした
ディフェンスが光ったデビュー戦
デビュー戦のニューオーリンズ・ペリカンズ戦では、本人も語ったように前半は5対5の試合感を取り戻すのに時間がかかったものの、後半から一気にギアを上げました。ハデなアリウープばかりがメディアに取り上げられたものの、全体的にオフェンスは難ありでした。一方で課題とされていたディフェンスが良く、2つのブロックも記録。現地ファンのTwitterでもディフェンスを高く評価されていました。
ダンクシュート!! pic.twitter.com/m2xbwzfvTZ
— Washington Wizards (@WashWizards) 2019年7月7日
オフェンスが光った次戦
逆に2戦目は多彩なオフェンスで魅せました。得意のミッドレンジジャンパー、フローター、クラッチタイム(4Qおよびオーバータイムに5点差以内で残り5分に突入した状況)ではカットインからのダンク。特にピック・アンド・ロールなどチームオフェンスが良かったです。課題に見えたのはイリーガルスクリーンを恐れてか、ピック・アンド・ロール時のスクリーンのかかりが弱いこと。NBAではスクリーンを避ける技術もサマーリーグとはレベルが違うので少し苦労するかもしれません。
Rui with AUTHORITY! pic.twitter.com/nu557UVk3R
— Washington Wizards (@WashWizards) 2019年7月9日
大爆発した3戦目
そして大爆発した第3戦。12本のシュートを放ち9本を沈めて25得点を記録。この日はステップバックからポンプフェイクで相手を飛ばしてシュートを沈めるなど、ポンプフェイクを有効に使ってスコアリングしていました。NBAになって距離が長くなり、課題となっていたスリーポイントを2本沈めたのも良かったです。うち1本のプルアップスリーが高確率に決まれば八村のアイソレーションも武器になるはず。クラッチタイムでは2本のフリースローを沈め、サマーリーグ全体でフリースロー成功率は平均87.5%と高確率でした。
RUI PULL-UP 3 pic.twitter.com/YFH05MVnoq — Washington Wizards (@WashWizards) July 11, 2019
これからの予定ですが、8月31日からFIBAバスケットボールワールドカップがスタートします。日本はグループEでなんとアメリカと同じグループ。アメリカからは八村塁とチームメイトになるブラッドリー・ビールのほかにシーズンMVPを獲得したジェームズ・ハーデン、優勝メンバーのカイル・ラウリー、プレーオフで記憶に残るディープスリーを沈めたデイミアン・リラードなどが出場します。八村類がどこまでNBAプレイヤー相手にやれるのかこれから楽しみ。
そして9月下旬からはトレーニングキャンプがスタートします。キャンプやワールドカップでケガをせずにスタメン入りを目指して欲しいところです。
- 2019年7月15日サマーリーグ・スタッツ:第2回 八村塁
- 2019年7月8日サマーリーグ・スタッツ:第1回 レブロン・ジェームズ
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