ラッセル・ウェストブルック、OKCからのトレードを要求か
ポール・ジョージをダリオ・ガリナリ、シェイ・ギルジアス・アレクサンダーと複数の指名権に換えたオクラホマシティ・サンダー
現地のファンは朝起きてカワイ・レナードの状況をチェックしようと思い、スマートフォンを見たら、自チームのエースであるポール・ジョージとデュオを組んでロサンゼルスに優勝候補を作り上げているるというまさに雷で打たれたような衝撃で目が覚めたものの、一生の眠りにつきたくなるというわけのわからない状況になっていたはずです。
布団から出て冷静になったサンダーのファンはラッセル・ウェストブルックのことを気にかけたでしょう。
3年前は最大の親友であったケビン・デュラントに出ていかれてベイエリアに強大な王朝が作り上げられました。ポール・ジョージはレイカーズへのトレードを希望していたものの、田舎のオクラホマにやってきて1年で出ていくかと思いきや5年間のスーパーマックス契約を交わし、共に優勝を目指してくれる仲間と思っていたらトレード要求でチームを出ていくという今回の出来事はあの時の再現のようなものです。
ただ、そのウェストブルックもトレードを要求するかもしれません。報道によれば来季がスタートする前にトレードの可能性も含めて代理人と話し合っているようです。
ESPN Sources: Russell Westbrook and his agent Thad Foucher are engaged with OKC GM Sam Presti on next steps for the All-Star guard, including the possibility of trade this summer. https://t.co/S69nu8Phqd
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2019年7月6日
サンダーはポール・ジョージとの引き換えに豊富な指名権を得ました。プロテクトなしの1順目指名権4つ(2021/2022/2024/2026)、1〜14位プロテクトの1巡目指名権(2023)、1順目指名権の交換権(2023/2025)の7つです。ランドリー・シャメットなど有望な若手やモントレズ・ハレルなどの戦力も獲得できたかもしれませんが、そうはせずチームの再建への近道となる指名権を選んだことを考えると、ウェストブルックがトレードを要求しても断固拒否することはないかもしれません。
ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームス・ハーデンといったMVPが勢揃いしていたオクラホマシティ・サンダーですが、一度ファイナルに進出しただけで、一度も優勝することなく再建に入るのかもしれません。
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