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データで見るハーデンとウェストブルックのMVPデュオの問題点

HOU

ラッセル・ウェストブルックの獲得によってジェームズ・ハーデンとのMVPデュオが誕生したヒューストン・ロケッツ

優勝候補の筆頭であるロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードとポール・ジョージ、レイカーズのレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントとカイリー・アービング、ウォリアーズのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンorディアンジェロ・ラッセル、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードとCJマッカラム、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボとクリス・ミドルトンいずれもMVPのデュオではありません唯一無二です。

ただ、このトレードによってウェスタン・カンファレンスの勢力図は大きく変わらないとの見方がほとんどのようです。

点が取れなくなったクリス・ポール

ウェストブルックとハーデンのMVPデュオに触れる前にクリス・ポールとのデュオについて振り返ってみましょう。自ずと問題点も明らかになるはずです。

2017年に大型化トレードでロケッツに加入したクリス・ポール。ハーデンの負担を減らすために獲得したリーグトップのポイントガードは1試合平均18.6点、7.9アシスト、1.7スティールを記録。

フィールドゴール成功率が46.0%、スリーポイント成功率が38.0%と高いスコアリング+アシスト力でチームをカンファレンスファイナルまで引っ張り上げて絶対王者ウォリアーズをあと1勝というところまで追い詰めました。

ただ、クリス・ポールはゲーム5でハムストリングを痛めてそのままシーズンエンド。ケガはクリス・ポールの不安要素の1つ。2014-15シーズンを最後にフル出場はなくその後は74試合→61試合→58試合→58試合の出場となっています。

マックス契約を交わした2018-2019シーズン。ウォリアーズの戦力が低下したこともあって優勝候補としてシーズンが開幕しますが、アシスタントコーチのビズデリック不在の影響が大きく10月は1勝5敗と絶不調に。あわててビズデリックを戻すとチームが上向いて最終的には4位でフィニッシュします。

ただ、チームを押し上げたのはクリス・ポールではなく人間とは思えないほどの活躍をしたジェームズ・ハーデンでした。

33歳(現在は34歳)という年齢からくる衰えなのか1試合平均の得点は-3.0、フィールドゴール成功率は46.0%から41.9%、スリーポイント成功率は38.0%から35.8%に大幅低下。スーパースターからグッドプレイヤーになってしまいました。

プレーオフに強いクリス・ポールですが、1試合平均17.0得点、5.5アシスト、2.2スティール、フィールドゴール成功率44.6%、スリーポイント成功率27.0%と1年前と比べてほぼすべてのスタッツが低下する結果に。

ハーデンとクリス・ポールのデュオは初年度こそうまくいったものの、2年目はクリス・ポールのスコアリング力が衰えたことでロケッツが望んでいた成績は残せませんでした(それだけが原因ではないけどね

MVPデュオの問題点はボールシェアではない

MVPデュオの問題点はボールシェアと言われています。

2人はリーグトップのアテンプト数を誇るプレイヤーで1試合平均の合計値は44.73

2012,13年に優勝したレブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドの36.0、33.6、2016年に優勝したカイリー・アービングとレブロンの35.2、2017,18年に優勝したステフィン・カリーとケビン・デュラントの34.8、34.9と比べると確かにMVPデュオのアテンプトは圧倒的です。

ただ、それよりも「効率」と「ハーフコートオフェンス」に問題がありそうです。では、データで見てみましょう。

ハーデンのアイソレーションにおける1試合平均のポゼッション数16.4(2位のジョン・ウォールは5.6)とリーグ平均を下回るロケッツのトランジションオフェンスからわかるように、ロケッツのオフェンスはハーデンの圧倒的なオフェンス力を活かしたハーフコートバスケットでデザインされています。

ハーデンの1試合平均24.42といったリーグぶっちぎりのアテンプトには打ちすぎ、効率悪すぎといった声もありますが、ハーデンのアイソレーションは1ポゼッションで1.11点と、カリーやKD、レナード、レブロンをも上回る威力があります。

ハーデンの圧倒的な得点効率あってのロケッツのハーフコートバスケットであり、それがぶっちぎりのアテンプトに繋がっているわけです。

さて、そこに投入されるウェストブルックですが、ロケッツに対してサンダーはリーグトップ3位のトランジションオフェンスを多く展開するチームです。ウェストブルックがリバウンドを取ってから速攻を繰り出し、自らもスピードを活かしたペネトレイトで得点します。

ロケッツのハーフコートバスケットでは同じようにいかないでしょう。ウェストブルックもアイソレーションからのオフェンスを強いられます。しかし1回のアイソで1.11点を取ってくるハーデンと0.92点を取るクリス・ポールに対して、ウェストブルックは0.75点と効率的なオフェンスが期待できません。0.75点はアンドリュー・ウィギンス(0.81)やレイジョン・ロンド(0.79)よりも低く、カイル・クーズマやケボン・ルーニーとほぼ同じ数字です。

ウェストブルックを獲得したことで昨シーズンと同じオフェンスを展開できなくなったロケッツ。オフシーズンにダントーニがどういったオフェンスを構築してくるのか見ものです。

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