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ウォリアーズ、ケビン・デュラントのサイン&トレードを検討か

GSW

5年連続でNBA最高の舞台に進んだゴールデンステート・ウォリアーズ

2年連続優勝をもたらしたNBA現役最高のプレイヤーであるケビン・デュラント(KD)、スプラッシュブラザーズの一角であるクレイ・トンプソンがフリーエージェントになるため、今年は過去5年で最も重要なオフシーズンになるでしょう。

KDの契約は来シーズンまで残っていますが、プレイヤーオプションのため、KDがウォリアーズに残りたくない、他のチームへ移籍したいと考えれば、オプションを破棄してフリーエージェントになり、他チームと交渉することが可能です。

過去に「一生ウォリアーズでプレイしたい」と発言したクレイ・トンプソンは残留濃厚とされるなか、KDは移籍の可能性が高いようです。

当然、現役最高のプレイヤーであるKDをタダで出してしまうとウォリアーズは大きなダメージを負います。そこでウォリアーズがKDのサイン&トレードを検討していると報道されました。

サイン&トレードは名前のとおり選手とサインしてから他チームにトレードするというもの。サイン&トレードのメリットはなんでしょうか。

長期契約を得るKD、選手層を埋められるGSW

フリーエージェントで他チームに移籍する場合は最大4年間の契約になりますが、所属チームとの再契約であれば最大5年間の契約が可能です。

来シーズン丸ごとリハビリに費やす31歳のKDにとっては、次の契約が最後になる可能性もあるため、できるだけ長い契約と多くのお金を得たいと考えるのは自然でしょう。獲得するチームもKDに長く居てもらうことができます。

ウォリアーズにとってはKDが出ていく代わりに戦力になれる複数のプレイヤーを取れる可能性があります。ストレングス・イン・ナンバーズ(数の暴力)をスローガンに掲げ、選手層の厚さで王朝を築いたウォリアーズですが、徐々に選手層が薄くなり、スリーピートを目指した今年のプレーオフでは主力のプレイタイムが増えて怪我人が続出しました。

来シーズンは怪我でKDとクレイがプレイできず、アンドリュー・ボガットはオーストラリアに戻る予定。デマーカス・カズンズとケボン・ルーニー、ジョーダン・ベルはフリーエージェントで残留するか不透明。ショーン・リビングストンは引退の可能性があり、衰えを見せないアンドレ・イグダーラも36歳になります。

ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラ、デイミアン・ジョーンズ、ジェイコブ・エバンスといった過去5年に比べて物足りないスターターにKDのサイン&トレードは大きな助けになるはずです。

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